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紅いドレスで… [歌手Miyako]

女性なら一度は着てみたい紅いドレス。最近、無性に着てみたくなりました。しかし還暦ならまだしも、喜寿の私が着たら…やっぱり。

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私は人生で3回程しか紅のドレスは着ていません。歌手になって暫くしてから一回目。輸入ドレスでシルクシャンタン地。今より痩せていたので丈だけ詰めて着られました。その後、ゲスト出演の時などで2回程着用しました。最近は紅色のセターや小物を身に着けて楽しんでいます。

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そういえば歌のタイトルに『紅』が付いたもの、沢山ありますね。例えば、紅い花、紅い月、紅の傘。どれも大好きな歌謡曲や演歌。もう一度、紅のドレスで『紅い花』を歌ってみたい!私。

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こうして、秋の夜は儚くも麗しく、過ぎてゆきます。 おやすみなさい。
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衣更えの日に一言 [歌手Miyako]

10月ともなると流石に秋の装いに代わります。といっても今の私は電車に乗るわけでもないので、普段着プラスアルファーで身支度しています。動きやすい服装でレッスンしています。

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最近近所にリサイクルのお店が出来て、店先には懐かしいデザインの服が飾ってあります。私が20代や30代の頃に着た服に似ています。聞けば、その服はリサイクルではなく、アウトレットだそうです。定価の半額が高いか安いのか私にはわかりませんが、その柄の懐かしさに何着か買ってみました。

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和服にしろ洋服にしても古いものを大切にする心はとても大切ですが、私は着物と洋服の合体風のアレンジにはどうも賛成ではありません。着物姿は正装です。祝いの席やその他の儀式には嬉しいにつけ哀しいにつけ、和服の正装が伝統です。

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大正ロマン、モダンガールにモダンボーイ。そうした歴史の名残はその時代があったればこその美しさです。今、私たちの国はコロナで心が、その行動が、とても大切な時期です。伝統を無視した亜流ハイカラには私は断固反対です。



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赤いハイヒール [歌手Miyako]

今日は足の話しで恐縮です。子供の頃から、手と足と頭。この3か所がとても小さい私。靴のサイズは今でも22cm、20代では21.5センチでした。手袋&帽子は現在も子供用。首筋からウエストまでの長さは一般の平均値よりマイナス2cmだそうです。

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ハイヒールを最初に履いたのは3つ年上のU子さんとの出会った頃、U子さんは当時、大手銀行のエレベータに乗っていました。お揃いのスーツを着て。彼女の職場に遊びにいたのが縁で、私も夏休みや正月休みなどには、休暇の方々の補欠としてそこへ勤める事に。エレベーターは今のようなボタンでは無かったと記憶しています。しかしとても楽しい職業だと思いました。社交ダンスへ誘ってくれたのもU子さん。最初はどこかの会社のクリスマスパーティー。彼女が履いていた靴は、香港製の飛び切り綺麗なハイヒールでした。

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その後、エレベーターの職業からから離れたU子さんは西銀座デパート地下にあった、靴屋さんへ勤める事になりました。私も早速訪ねてみましたが、ビックリしたのは綺麗に並べられた色鮮やかなハイヒールたち。そして、その驚きは履いてみて更に増しました。靴のサイズ21.5の私の足に、まるで吸い付くようでした。私の為に仕立てて呉れたようです。もう夢心地!その日、買った靴はイエローでした。

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その頃の私、外出はいつもハイヒール。殆ど銀座通りにある靴屋さんで買ったものでした。そしてある日、これも銀座通りにあったチャイナドレスの専門店へ向かった私、以前から欲しかったチャイナドレスを注文しました。お店では丁寧な採寸があり、わたしの乙女心をさらに掻き立てました。何処へ着てゆくのか、目的もないままに、勢いに任せて2着も作りました。

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ドレスが出来た日、私はドレスに似合う靴を買いに、今度は一人で西銀座のお店へ。そしてそのまま、夕暮れの銀座通りを弾む心で歩きました。その時です。「ねえ彼女!」と男の人が近寄ってきます。きっとチャイナドレスが眼に止まったのでしょう。彼らは銀座のグラブ等で働く女性たちのスカウトでした。お茶の水の専門学校に通いながら時々アルバイトの私、流石に怖くなって急いでその場を逃げました。

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そして23歳で結婚、新居は現在住んでいる川越。これは全くの偶然がなせる技でした。11歳年上の旦那様は無口の会社員。私のハイヒールには特に文句は無かったけれど、私が日々歩く道路に難点がありました。歩道も車道も砂利道。大切なハイヒールなどは決して履けません。その環境で半年暮らしたのち、私は母の家に戻りました。離婚ではありません。旦那様が私と東京へ転居したのです。家の裏庭に小さな家を建てて暮らすことになったのです。そしてまたハイヒールで出歩く日々が続きました。

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あれから半世紀がたちました。母も夫も今は無く、子供もいない私ですが、最近ハイヒールを履いています。流石に外では少し憚りますが、教室では何時もハイヒール。真っ赤なハイヒールを履いて踊って歌います。今日も明日も、赤いハイヒール。
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ラムネの味。 [歌手Miyako]

思いがけなく、盆踊りの会場で歌わせて頂くことに。何時のアレを探しました。あった!とほっとした私。何があったのかと言えば、ステージで時々使わせていただいたCD。それは恩師から頂いた大切な品です。そして約束の5時、盆踊りが始まっていたのですが、途中に入れて頂き、お客様への紹介も会主様からして頂きました。

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いよいよスタートです。「♪ やーまの牧場のー…」うん、よく歌えていると内心思いながら歌い始めました。ワンコーラス2曲、ツーコーラス1曲、フルコーラス(2曲)を無事?歌い終わりました。しかし不安要因は「あれ、小さい」という声にマイクが変わりエコーがさらに大きくなりました。胸はドキドキ。私の感覚では普段の声は出ているのですが、かえりが全くないと感じました。久しぶりに感じた感覚でした。

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しかし出会いとは不思議、私の立っている場所から一番遠い席のご夫婦からお疲れ様とラムネを頂きました。最初の歌声、「あの丘超えて」を聞きながら、お姉さんの事が思い出されてとおっしゃっていただき私感激してしまいました。もっともっとひばりさんの歌を歌って行けたら…。夢は自分で叶えるもの。今日もその言葉でおやすみなさい!

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ひたすらに生きる [歌手Miyako]

私の人生、思えば自惚れの連続だったのかも知れません。今、目の前に次々起こる出来事、新型コロナウイルスという肉眼では見えない、しかし死神のような怪物と人間の闘い。しかしこの戦いをウイルスが自分で考えて挑んできたのだろうか、ふとそんな風に思うことがあります。

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最近の私は、すっかり臆病になって、一日何回も何回も手を洗います。その結果、かつてないほど手がガサガサに。身だしなみの一つと思っていたマニキュアもその手を見れば、つける気にもなれません。それどころか、一番肝心な教室へも全く行っていません。先月末に所謂自粛してからもう
すぐ1か月。

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家の中を掃除したり、庭に出て体操したり、花に水をやったり、三度の食事を作って食べて。そう歌を忘れたカナリヤ状態です。もっともカナリヤと称するのは不遜かもしれませんが(笑)でも歌いたい、あの歌もこの歌も。新型コロナが収束する日が来たら、今度は今まで以上に毎日歌を歌いたい!

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何のために生きているのか、今もまだ考え続けています。人に誇れるものが一つくらいはあった筈なのに、新型コロナウイルスの前では巨大岩石と一粒の砂ぐらい、いいえ、宇宙と地球上の砂一粒くらいの力関係の私。忌々しい相手です。しかし負けたくはありません。その為に、今は只ひたすらに生きる私です。



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春の嵐 [歌手Miyako]

朝から強風が唸りを挙げて庭を走り、木々を揺らしています。いつも来るヒヨドリのピーチャン一家、どうりで姿を見せません。いつもより時間遅い目覚めの私。体は疲れていないのに、眠れないほど悔しかった。まだマスクのことが頭から離れません。しかし使うにはもう困りません。友人にお願いして作って頂きました。素敵なマスクを三枚。

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昼間、綺麗なマスクをかけた私を見て何人かの人が驚いていました。その薄ピンクに花柄のマスク、ふと桜が頭に浮かんだ私、教室からの帰り、公園に立ち寄りました。鳩が2羽、こちらに寄ってきました。あら、いつも家に来る鳩さんかしら…。鳩のいる幹の上を見上げると、、張り出した大きな枝に桜が。

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昨日の段階ではまだまだ、そう聞いていたのですが、こんなに早く咲いてくれたのです。幾つもの枝に柔らかな花びらが揺れています。日盛りとは少し違った優雅な姿です。これから毎日が楽しみな私です。春の嵐がもたらした桜便り、皆様の町では如何ですか。

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晩秋への戸惑い [歌手Miyako]

昨晩観たテレビ番組、懐かしのメロディーを新旧の歌手さんが歌う番組でした。部屋に置いた菊を撮りながら楽しい時間を過ごしました。

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子供の頃、普通に喋らないで、妙な節をつけて祖母に話しかけていた私。ままごと遊びのお人形ともそんな感じで歌うように、しゃべっていました。其の頃はラジオから美空ひばりさんの歌声が聞こえていました。当時は歌手と言う言葉も知りませんでしたが、美空ひばりちゃんは私の憧れの総てでした。

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60代も半ばになった頃、運と縁とタイミングが重なってCDデビュー。歌手活動を続けていた最中の夫の死は、歌との決別を余儀なくされました。生きようか、死のうか。沢山の時間があったのに、約2年間は毎日が死と向き合って暮らしていました。人が鬼に思えた時もあります。

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泣く事も忘れて深い深い恨みの中にどんどん引きずられてゆく中、大火傷。足の甲が抉られる程の大火傷。一年以上、足を曳きづって歩きました。しかし運命とは不思議なもの、薄紙を剥がすように…、ではなくて…。まさに突然、運命が大きく回りだしたのです。

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あらから7年の歳月が流れ、いまは苦しみとは無縁な暮らしをしています。毎日歌う歌が糧となれたのです。しかし人生を季節に喩えるなら、私は今、晩秋の中にいます。人生の中の収穫期、沢山の経験から若い頃と違った判断も出来ます。内面も充実してきました。しかし肉体年齢を考えれば、枯葉が舞うように、はらはらと少しづつ衰えています。

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しかしまだまだ遣りたいことが沢山あって、とても先を急ぐ気持ちにはなれません。自分史は書けないけれど、交通事故にあった時の話、片親だった為、入試から就職、結婚にまで支障があったそのエピソード。夫の死後に見た壮絶な生き地獄等々、それらを材料にして何かを書きたいと思っています。

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東京オリンピックの2020年、私は七七歳になります。所謂『喜寿』ですね。良くぞここまで頑張った!そんな文句が浮かびます。生きる、いいえ絶対生き抜く!しかし真冬とも見まごうこの寒さ、本当に体は大丈夫?と毎日自問自答しています。

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