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晩秋への戸惑い [歌手Miyako]

昨晩観たテレビ番組、懐かしのメロディーを新旧の歌手さんが歌う番組でした。部屋に置いた菊を撮りながら楽しい時間を過ごしました。

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子供の頃、普通に喋らないで、妙な節をつけて祖母に話しかけていた私。ままごと遊びのお人形ともそんな感じで歌うように、しゃべっていました。其の頃はラジオから美空ひばりさんの歌声が聞こえていました。当時は歌手と言う言葉も知りませんでしたが、美空ひばりちゃんは私の憧れの総てでした。

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60代も半ばになった頃、運と縁とタイミングが重なってCDデビュー。歌手活動を続けていた最中の夫の死は、歌との決別を余儀なくされました。生きようか、死のうか。沢山の時間があったのに、約2年間は毎日が死と向き合って暮らしていました。人が鬼に思えた時もあります。

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泣く事も忘れて深い深い恨みの中にどんどん引きずられてゆく中、大火傷。足の甲が抉られる程の大火傷。一年以上、足を曳きづって歩きました。しかし運命とは不思議なもの、薄紙を剥がすように…、ではなくて…。まさに突然、運命が大きく回りだしたのです。

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あらから7年の歳月が流れ、いまは苦しみとは無縁な暮らしをしています。毎日歌う歌が糧となれたのです。しかし人生を季節に喩えるなら、私は今、晩秋の中にいます。人生の中の収穫期、沢山の経験から若い頃と違った判断も出来ます。内面も充実してきました。しかし肉体年齢を考えれば、枯葉が舞うように、はらはらと少しづつ衰えています。

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しかしまだまだ遣りたいことが沢山あって、とても先を急ぐ気持ちにはなれません。自分史は書けないけれど、交通事故にあった時の話、片親だった為、入試から就職、結婚にまで支障があったそのエピソード。夫の死後に見た壮絶な生き地獄等々、それらを材料にして何かを書きたいと思っています。

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東京オリンピックの2020年、私は七七歳になります。所謂『喜寿』ですね。良くぞここまで頑張った!そんな文句が浮かびます。生きる、いいえ絶対生き抜く!しかし真冬とも見まごうこの寒さ、本当に体は大丈夫?と毎日自問自答しています。

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ぼんぼちぼちぼち

1年早いでやすが、喜寿おめでとうございやす!
佳き2020年となられやすように!
by ぼんぼちぼちぼち (2019-11-29 20:13) 

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