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お手柄ミーちゃん [シンガー]

今年も夏がやってきました。夏の思い出は沢山ありますが、あの壮絶な夏の日のこと、思い出さずにはいられません。それは7年前の8月27日。行き先も知らず、私はごくわずかな荷物と、当時2歳半だった福美ちゃんを連れて、迎えのトラックに乗りました。着いた先は、初めての場所でした。二人の男性に荷物をお願いして、私は福美ちゃんを連れてすぐそばにあるマンションへ。その時、塀の上で私を見ている一匹の猫。可愛いお顔のミケちゃんです。私の部屋は庭付きでしたので、ほっとしました。二部屋にまたがる長い縁側もありました。


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数日後から、初日に出会った三毛猫ミーちゃんが、縁側に遊びに来るようになりました。縁側に寝そべって昼寝をしたり、毛づくろいをしたり、寛いでいる様子。いづれ福美ちゃんも、散歩につれ出してあげようと。しかし福美ちゃんは3ヶ月も経たないで、天国へと。その寂しさを埋めてくれたのが、ミーちゃんでした。引っ越し初日に出会った三毛猫のミーちゃんは、地域猫として、近所の方々からも可愛がられている猫ちゃんでした。

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月日が経ち、私とにミーちゃんはお互いを認め、心が通うようになりました。7月のある日、ミーちゃんはしきり縁側の傍にあるクラーの室外機を気にしています。室外機の周囲にはどくだみの花がたくさん咲いていました。不審に思った私は、庭に出て、室外機の下をのぞきましたが、一面に茂るどくだみの花で、塞がっていました。仕方なく今は盛りのどくだみの花を抜いて、室外機の下を覗いてみました。すると、…大きな缶が、身動きできないような感じで、室外機の下に置いてありました。


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私は恐々、その大きな缶を引き出し、缶に書かれた文字を読むと、〇〇油と書いてありました。「えっ油!」。私は恐怖を感じたので、急いで管理会社の方に来てもらいました。その結果は、大丈夫らしいということでした。その後、油の入った缶は北側の日の当たらない木の下に置かれました。それにしても、あんな大きな油の缶が室外機の下にあったなんて!ミーちゃんのお手柄でしたね。

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