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愚もない話 [黄昏は麗しく]

暦の上では単なる三月、しかしこの月は期末の憂いもかなり多い月でもありそうな、春弥生。若しかして私のような性格を貧乏性っていうのでしょうか。ともかく私は春が本当は好きなのに、どうっしたことか、この美しい花の季節なのにあまりいい事は起きません。きっと周りの華やかに深い孤独を感じるのかも知れません。幼い時分の私もそうでした。どういう訳か秋が好きです。


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さて昨今の私です。今回の期末は、私にとっては然したる動きのない日々が続いています。暮らし向きは少しも良くはなりませんが、心は案外解放されて(多分開き直り)少しさばさばした気持ちで荷物の整理に追われています。特に書類の紛失を無くすように部屋かたずけけには注意を払っています。


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そんな春の一日、近所の桜が今年も優しい色して咲き始めました。私にとって桜はどれも好きな花ですが、とりわけ以前の住まいの前にあった八重桜と、現在の住まい近くに植わっている4本の桜が、特に好きです。いいえ好きというより、この樹の運命と私の運命がどこかで繋がっている気がするのです。


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八重桜の方は移転後、殆どあっていないので、そろそろ開花時期になったので、今日明日にでも会いに行こうかと。亡母との思い出がいっぱいの大きな八重桜、母がこの桜を大層気に入って、観た瞬「此処に決めるわ」と即決でその土地を買いました。都内から八重桜前の家に引っ越してきた時、母が60歳私が28歳頃。沢山の、八重桜への思いはいつも母への想い…。


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