歌えば楽し! [シンガー]
自粛により教室を休講にしてからもう40日が経ちました。先週から週2回は教室へ行き、2時間ほどの自主トレをしています。と言ってもレッスン用の曲ではありません。私が好きな曲や、何となく歌ってみたい曲、古くは昭和20年代以降の歌謡曲や、昭和演歌。少しだけ愛唱歌、そして何と言っても美空ひばりさんの曲が殆どです。
先週の火曜日も、木曜日も、昨日の日曜日も、約2時間。独り舞台で、ひたすら歌いました。30分ぐらい過ぎると、汗ばんできます。そうすると声の色も変わりとてもいい気分です。人間とは自分の好きなことをしていると、体がそれに応じて骨も肉も神経も対応してくれるのでしょうね。
何時ぞや読んだ『音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと』にいろいろ書いてあった気がします。難しいその本を読んでから、いろいろ試しています。その結果、私が歌いやすく思えるコツが少しづつですが、分かってきた気がします。いづれにしても緊張は絶対に禁物です。
話を戻しますね。今歌いたい歌ですが、時代背景がはっきりしている歌がいいです。それで美空ひばりさんの歌は、私に生きてきた時代を、その時の世相までも思い起こさせてくれる気がします。りんご追分を歌うとき、私は『あの頃、東京で…』この辺りで今でも熱くなります。子供時分は泣きながら歌いました。ヒロインのお母さんが亡くなったという前提ですが、其の頃、父を失ったばかりの私、子供心にヒロインと自分がオバーラップしたのかも知れません。
その他、何時も歌うのは曲は以下の通りです。東京ブギウギ、港町十三番地、裏町酒場、竜馬残影、木場の女、別れてもありがとう、蘇州夜曲、黒百合の歌、お別れ公衆電話、ラノビア、黄昏のビギン、爪、大阪しぐれ、女の港、浮雲、アカシアの雨のやむころ、舟歌 などです。2時間の中で時を超えて私の昭和が蘇ります。
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