私の中の長崎物語(その2) [回想]
長崎生まれの父と、東京生まれの母の間に生まれた私、20歳の時、母に連れられ長崎に行きました。あまり記憶が無いのですが、駅からは歩いてゆける距離だった気がします。長崎県長崎市麴屋町は寺町通の直ぐ傍です。父の実家はそこにありました。母が結婚した戦前と呼ばれる昭和初期頃、この実家は作家さんなどの定宿として広い家を構えていたそうです。 あの日の事はこのブログで何回も書きましたが、父の実家では父の実母の姉(養母)に会っただけ。滞在時間5分程でした。私は,悲しくて、やりきれなくて。母が可哀そうだと思いました。本当は市役所に勤めていたらしい、父の弟さんに逢いたかった私。 そんな長崎を後にして、私たちはとんぼ返りすることに。ただ、数件の観光地には行ったと思います。 その一つはグラバー邸。もう一つは父の実家の目の前にあったシナ寺と呼ばれる大きな大きなお寺。龍踊などで有名なところのようです。
私の中にある長崎はあの日の儘ですが、今は大きく様変わりしている事でしょうね。もう一度訪ねてみたい長崎。父が生まれた平戸へも行ってみたいです。ちなみに父の生まれたときの苗字は平戸。そして私が今住んでいる庭で優雅に咲く大きな花弁のツツジが、平戸つつじです。
コメント 0