叱られて… [シンガー]
叱られて…叱られて~。皆様はこの歌、覚えていらっしゃいますか。私は、さほど母に叱られたことはないのですが、何故かこの歌が今でも耳に残っています。若しかしたら母よりは祖母から聞いた昔話にどこか似ていたのかも知れません。
この歳になって、今更叱られるのは嫌です。が、しかし叱って呉れる程の人が傍にいたらやっぱり幸せかも知れませんね。今、私は毎日自撮りをしてその日の心模様や体調を記録しています。面白い事に顔が笑っているのに目が漫ろだったり、無理に笑みを浮かべてみたり、少し寂しそうな表情をしていたりと。
毎日『鏡よ、鏡よ、鏡さん!』なんて聞いてみても最近では曇ったり曇ったりの日々です。多額な夫の負の遺産、私の体はもとより心まで失ってしまったのかも知れません。あれから7年の歳月がながれ、漸く笑う事も、美味しい料理を食べる事も、お洒落な服を買う事も出来るようになりました。しかしどうしてもどこかで不安が付きまとったままです。
やるべき目標がぼやけて来た気がします。年齢の壁を嫌と言うほど思い知らされて以来、食べる事さえ億劫になる程、心が委縮してしまいました。「そうか私には明日は無いのだ」と。あの日から
今日まで、心が定まらないまま哀しみの日々が続きました。先日の川越祭り、絢爛豪華な渦の中で、嬉しく楽しいのに泣きました。家に帰っても独りで泣き続けました。
母が生きていたら、夫がいたら等々。子供のように泣きました。そうして泣くだけ泣いて気が済んだ私。とうとう動き出しました。来月からは恒例になった公開講座がスタートします。今日はその為の支度を一つ済ませて来ました。今日勿論カメラを持って。
今夜は久しぶりにブログを書いてみたくなりました。ご無沙汰の皆様にこのページでお目にかかれたら嬉しいと。今は叱って呉れる人が誰もいない私ですが、♪叱られて…、叱られて~。物悲しい中にどこかに強い意志を感じるのは私だけでしょうか。今夜はこれで皆様、おやすみなさい。
2019-10-25 00:03
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