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仮縫い [シンガー]

皆様今晩わ。『仮縫い』という言葉がありますが、昔は洋服が出来上がるまでの工程の中に仮縫いがありました。きょうはその仮縫いをしてまいりました。私がこれから舞台で着用するドレスの仮縫いです。

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実はこのドレスの生地は絹です。何故かと言うと、豪華な振袖でした。それも本振袖です。近所のデパートで開催された催しで見つけたこの振袖、朱赤の綸子地に美しい鶴の地紋があるので、どうしても欲しくなりました。鶴はおめでたい鳥です。実は私の人生にも鶴が沢山登場。誕生の頃に着た産着にも。お宮参りの掛け着にも、結婚式の打掛にも鶴が沢山飛んでいました。

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振袖は舞台衣装として着る予定だったのですが、パーティ等でも着られるように、ドレスに縫い直して頂く事にしました。その他、仮縫いにはいろいろな思い出があります。私が少女時分のワンピースは殆どオーダー。と言っても叔母の手作りです。小さな服なのに丁寧に仮縫いをしてミシンで仕上げます。

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私も小学校に入る頃にはミシンを踏んでいました。シンガーミシンです。あのミシンいま持っていたらアンティックで素敵たったのに。ミシンの置いてある西日が入る縁側、昭和も30年代の早稲田鶴巻町。そこには浴衣の母が微笑んでいます。
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